カテゴリ:ヘルニア( 4 )

ヘルニア手術体験談(その3)

次は手術時のおはなし。

前日にあんな事態に襲われたのに、手術の日程延期もなく、そのまま実行する羽目に。既に大量に血を失ってるので、輸血しながらの手術を激しく勧められるが、当時は輸血でエイズに感染したなんてニュースもあったりしたので、これを断固拒否。あまりにも激しく輸血を拒否するから、変な宗教の信者と思われるオマケ付き…。

手術はお昼の13時からだったのだけど、朝食、昼食は抜き。そして、やはり大惨事を避けるために、事前に「トイレでしっかり出してきてくださいね~」と、当時の自分と殆ど歳の差がない准看護婦に言われて、トイレで用を足すも、前日の夕食から食べてないので、出るものなんて何もなし…。つーか、食事しなくて俺の血って足りるの??


そんなこんなで遂にオペ開始。

真っ裸の状態でポンチョのような服を着させられて、手術台にうつ伏せになり、腰周辺に局部麻酔を打つ。数分経った後に「Tataく~ん、これって痛い~?」との声と共に腰に、小さな鉛筆のような、棒状の物で突付かれる感じが…。こそばゆい感じがするだけなので、「いや、別に痛くないっすよ」と答えると、「ふむ、んじゃ、大丈夫だなぁ~、んじゃ始めるよ~」と言われて初めて、棒状の物がメスであり、その刃先で腰をチクチクというか、軽く切られてる事に気が付く…。
しばらくすると、爪で軽く背中をなぞられるような感じがするが、腰の皮の突っ張り感が開放されていくので、腰をザックリと切り裂かれてるんだなぁという、他人事のような感覚に陥る…。


麻酔というものは効くのだけど、その効果が何で現れるかというのは、何故生命が存在するかと同じように、「当たり前」の事象であって、そのメカニズムは解明されてないなんていうのを、どっかの本で読んだことがあるなぁ~なんて思いながらも、自分の背中がザクザクと切り裂かれていく感覚が次第に自分の体の中心部からしてきて、いよいよ背骨辺りまで切り進んできたなとハッキリと判るのがなんだか怖い。

そこで背後から「あぁ~あ、こりゃ凄いなぁ…。よく今までこの状態で生活してきたねぇ~」なんて医者が話し掛けてくる。「え?そうなんすか?」などと言葉を返すけど、手術中に患者と話すって普通なのか?「んじゃ、これから飛び出てる軟骨削っていくよ~」との声と共に、腰の辺りから、ガリガリと鍵爪で腰骨を辺りを引掻いている感覚が!!

ガリ


ガリ


ガリ


ガリ


もちろん麻酔は効いてるから痛くはないが、骨の周辺を削ってるのだから、骨伝いに振動は、くっきりはっきり伝わってくる・・・。
って、これってすげー怖いすけど、みんなこんなのを意識のある状態で受けるのか?この時にちょっと手元が狂ったり、俺がクシャミなんかをしたら下半身不随になるんじゃないの!? そう考えたら怖くて堪らない…。これってどれくらいの間耐えれば良いの?



ガリ


ガリ


ガリ


…何度も言うけどスゲー怖い…。「あ゛っ~~~~!」とか叫びだしたい衝動に駆られる…。いや、でもそんなことしたら、それこそ下半身不随だし、なんとか気を紛らわせないと…。

そんな緊張が伝わったのか、医者が話しかけてきた。

「Tataくん」



「は?なんすか?」



「Tata君って彼女とかいるの?」



「あ~、一応居るには居ますけど…」



「そうか~、んじゃ、頑張って早く直して、バンバンと頑張らないとねぇ~~~」





もうちょっと会話の内容を吟味してくれYO!!
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by Tata-FX | 2006-02-14 01:42 | ヘルニア

ヘルニア手術体験談(その2)

さて、ここからはTata-FXの体験した入院時の話でもしましょう。因みに全て実話です。

結局、最初にヘルニアになったときは、びっくりするくらいの勢いで軟骨が飛び出てたので、泣く泣く体にメスを入れることになりました。
先のMRIの画像で言うとCとGの箇所。飛び出た軟骨を除去する手術な訳ですが、腰を15センチくらい切って、飛び出た軟骨を削り取る作業。手術は5時間くらい掛かると言われた記憶があります。

手術の前日が自分の意思で出歩ける最後のチャンス。これを最後に2週間程度の寝たきりになるので、自力で排泄できるのもこれが最後。今後は小は尿瓶、大はナースコールで看護婦さんに手伝ってもらわないといけないという、まぁ、マニアックに考えればパラダイス銀河。んで、麻酔が効いた手術中に大を漏らしたら、それこそ大惨事なんで、手術前日の夕食は絶食して点滴で栄養補給。そして点滴を受けたまま就寝。んで、ここからが凄かった…。






夜中にふと目を覚ます。時計を見ると午前0時。なんだか体が寒いというか冷たい…。まさかこの年で漏らした??点滴を打ってないほうの右手で股間を触るが異常なし。そのまま手を弄って、胸元まで持ってくると…。





「びちゃ」と水溜りに手を浸したような感覚が…。







なんだこれ…。ベットの横の明かりを点けて、顔の前に右手を翳してみると…。

















!!








手が真っ赤!!





って、なんじゃこらー!!ただ真っ赤なんじゃなくて、血そのもので真っ赤!!布団も胸元辺りは全部血で真っ赤!!なんだこれ?どうなったんだ!?いや、それ以前に血の海状態なのに、まだ生きてるの俺??



左腕を見ると、点滴を刺してるはずの箇所から、水芸のように血がビュービューと噴水の如く噴出してる。(記憶では水芸のように出てるんですけど、記憶が本当だったら出血死してる筈なんで、多分見間違い…だと思う。)




どうやら、寝相のせいで、点滴の針が外れるか外れないかの絶妙な位置で固定されてしまい、そこにスポンジを浸したように布団が点滴液と血液を吸ってるみたい。ふ~ん、これって凄い状況だよなぁ~。血だけだったら凝固するだろうけど、点滴液で常に血が出てるところを濡らしてるから、凝固しないんだなぁ~。このまま気がつかなかったらマジで死ぬんじゃないの? …って…、そうだよ、このままじゃ死ぬよ俺。


ベットの脇にあるナースコールボタンを急いで押す。


「はい、ナースコールです。Tataさんどうしましたか?」


「看護婦さぁ~ん、俺、血だらけぇ~」


「は?」


「いや、だから血だらけなんよ、辺り一面、血の海」


「え? ちょっとまって下さい!早まってはダメよ!」


病に悲観して自殺を図ったが死に切れなかった人を諭すような口振りが気に入らないが、大人しく待つこと30秒程度。



「Tataさん、大丈夫ですか!  …キャー!!」


病院に絶叫する看護婦の叫び、それに眠りを妨げられて、起きだす病室仲間。そして、血だらけのTataを見て、隣のベット爺さんがまた叫ぶ。

「ぎゃーー!!」





阿鼻叫喚の地獄絵図
あの時が一番「死」に近かった気がする…
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by Tata-FX | 2006-02-08 23:19 | ヘルニア

ヘルニア手術体験談(その1)

まずは、椎間板ヘルニアがどんなものなのか。この画像を使って説明しましょう。
古くから付き合い頂いてる人には過去にも聞いたような話でしょうが、まぁ、復習ということで。


b0065928_1315077.jpg

余談ですが、この画像は管理人の2年前のMRI画像で、今現在絶賛放置中のものです。

背骨の断面図なんですが、背骨に沿って縦に太く走ってるのが神経。
Aがの白い部分が背骨や腰骨の間にある軟骨。BやCも実は同じ軟骨なんですが、色が黒いのがはっきり判ると思います。簡単に言えば縦にプレスされて密度が濃くなった状態。んで、Bの画像では、軟骨が飛び出して、神経側にはみ出てしまい、神経が圧迫されてますが、これが世に言う椎間板ヘルニアの典型的な状態。

当然、神経が圧迫されているので、腰が痛いのは当たり前で、その神経の制御先も激しく痛くなります。この場合は右足に痛みが走り、アイスピックで刺されたような痛みだったり、冷たい水で足が濡れてしまったような場合だったり、とにかく体験者にしか理解できない、謎の激痛が訪れます。



b0065928_132421.jpg

先程の画像より更に数ミリずらした画像。

この画像を見るとFでは、神経が切れてるように見え、先程のCの箇所も実は別の断面としてみるとGのようにやはり神経が圧迫されているのが判ります。


って、ここまで文章書いてて、今更のように自分の体の非常事態に驚愕。今日は食後のデザートに、のほほんとBIGプッチンプリンなんてもんを食ってましたが、少しでも痩せて腰に負担を掛けないようにしないといけないんじゃないか??
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by Tata-FX | 2006-02-01 01:32 | ヘルニア

ヘルニア手術体験談(序章)

最近すげー忙しくて、ろくすっぽ更新しておりませんねぇ…。まぁ、忙しいのは暇なことに比べれば「良いこと」の筈なんで、頑張っていかないとなぁ~。

まぁ、そんな愚痴はさておいて、とある知合いの方が来月に腰の手術をするそうな。腰の手術って危険なんですよねぇ~。脊髄の辺りにメスを入れているときにでも医者がクシャミを我慢できなかったりしたら、もうそれだけで下半身不随ですよ。下半身不随。なんてデンジャラスでアメージング(驚愕)な行為なんでしょう!

実は私も高校を卒業と同時にヘルニアの手術をしておりまして、その人の不安感をより一層煽るのが目的で、じゃなかった、手術前に少しでも不安が取り除けるように、今回からしばらくは入院体験記でも送ることにします。




かなり下品な話が出てくると思いますが、引かずにお付き合い願います。
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by Tata-FX | 2006-01-29 21:33 | ヘルニア